令和6年1月1日に能登半島を震源とする地震が起きましたが、皆様のご家族やご親族に影響ありませんでしたか?
この地震により被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
今回は、いつ起こるかわからない災害時のガソリンスタンドの備えについてご紹介したいと思います!
災害時に皆様が困る事が無いようにご紹介しますので、いざという時にパニックにならないために、是非ご一読ください!
まずは『災害時にどこで給油ができるか?』についてご紹介したいと思いますが、その前におさらいです!
東北や関東近県にお住まいの方は、13年前の2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災はご存知かと思いますが、その時に東北では家屋の倒壊や津波の被害、関東近県では交通のマヒによる帰宅困難などがありました。
そんな状態の中、さらに電源喪失による原発の問題が重なり、当時はどうなるものかと、私自身もテレビや携帯から鳴る緊急地震速報の音にドキドキしながら生活をしていたことを思い返します。
当時、神奈川県のガソリンスタンドでは製油所が被災して燃料の精製ができなくなり、大変な状態の東北へ燃料を優先的に配送することで、十分にガソリンが仕入れられず、燃料を購入できなかったお客様には大変ご迷惑をおかけしました。
ENEOSでは、東日本大震災前から災害時に備え、停電になっても店舗に用意されている発電機を非常時には動かし、それを基に給油することができる『震災時給油可能SS』というものがありましたが、東日本大震災当時、販売する燃料が配送されないことによる閉店で、震災時給油可能SSという名称にたいして、多くの方に『震災時給油可能SSなのに給油できないじゃないか!』と誤解を招くことがありました。
その為、それ以降ENEOSでは、災害時に給油ができる設備を要しているSSの名称を『震災対応SS』と名称変更いたしました。
現在は、震災時給油可能SSという名称はなくなり、全て震災対応SSとなっていますが、こちらも今後は順次廃止となるそうです。
ENEOSの取り組みとは別に東日本大震災以降、国も災害時に燃料の供給が滞る事が無いよう、資源エネルギー庁が災害対応能力の強化に取り組んでおり、地域の住民の皆様への燃料供給体制を強化し、自家発電設備を整えている【住民拠点SS】というものも整備されるようになりました。
住民拠点SSは、ENEOSだけでなく他の石油元売り会社でも自家発電設備を備え、いつも通りの供給はできなくても災害時には地域の皆様へ最低限の設備で大切なライフラインである燃料を供給できるようにと決められたSSです。
その為、災害時には通常よりも混雑してしまうかもしれませんが、まったく給油ができない!ということをできる限り防ぐために作られた制度です。
それじゃあ災害時にいつも通りに給油できなくなっちゃうじゃないか!と思った方!
・・・その為にも普段からなるべく満タン給油で、突然の災害時に慌てて購入することが無いようにして準備しておいてください!
“全石 レン♡“ちゃんが、満タン運動を紹介している動画もあるのでチェックしてみて下さい(^_-)-☆
どのガソリンスタンドが住民拠点SSなのかは、見た目では判断できませんので、下記のサイトからご確認ください。
こちらのWEBサイトでは、住民拠点SSがどこなのかだけでなく、設備の損壊や販売する燃料の枯渇等により、実際に営業しているかどうかの確認もできますので、災害が起きて給油する場所を探している方はこちらを参考にしてくださいね!
資源エネルギー庁SS検索サイト↓
https://www.enecho-ss.meti.go.jp/b/enecho/
最後に、少しだけ私達アセントの取り組みをご紹介します。
アセントではENEOSのガソリンスタンドとして以前からも震災対応SSとして登録しているSSがありましたが、それと併せてアセントの数多くの店舗が住民拠点SSとして登録されています!
災害時にインフラを支えるガソリンスタンドのスタッフとして、まずは従業員の皆が困る事がないようにという想いから、当社ではアルバイトでも社員でも入社をすると、災害時に電源が無くても生活できるように、まずはカセットコンロ&ガスボンベをプレゼントしています!
また、災害ポケットマニュアルという当社独自の災害時の心得も入社時にお渡しして、しっかりとお店を開けて燃料を供給する使命を果たすべく、ガソリンスタンドを営業する為にかかせないスタッフの安否確認、またその家族の安否確認を即座に行うなどのルールを共有しています。
半年に一度、3月11日と9月11日の年2回は、いざという時にすぐに使えるように店舗に設置されている発電機の起動訓練も行い準備をしております!
そのうちスタッフが訓練している光景が見られるかもしれません(^O^)/
以前、編集局でも自宅での防災準備についての記事を書いていますので、こちらも併せてお読みいただき、一人一人が自宅でできるご準備もお願いしますm(_ _)m
皆様への生活に欠かせないガソリンや灯油などの燃料をできる限りご提供し続けられるよう日頃から私達スタッフ一同エッセンシャルワーカーとしての誇りを持って、災害に備えておりますので、これからもアセントのSSを安心してご利用ください!
きっとやりがいのあるお仕事ですので、エッセンシャルワーカーに興味を持たれた方は一緒に働きませんか?
今回の記事が、災害時に少しでもお役に立つと幸いです。ありがとうございました。
記事担当:AscentTIMES 編集局 桑原 大
編集局は本社の管理部門や保険課、販売課が、新聞記者となり、お客様やスタッフにむけて色々な情報を発信いたします。このブログを通じて、私たちとお客様の距離が少しでも近くなるといいな!と思ってますので、宣伝ばかりしたらお客様との距離が遠くなるのはわかっていますから、日常のちょっとした情報や、お客様が知って得する豆知識などなど、お客様のストレスにならない程度にご紹介して行ければと思っております。記者である私達が、足を使って情報をキャッチして、ブログがない店舗の情報などもお伝えしていこうと思っております。